楽しい海外旅行や心躍る国内の旅
しかし、その旅の始まりや終わりに、予期せぬトラブルが起こることがあります
それは、航空会社に預けたあなたの大切なスーツケースや鞄が、輸送中やトランジット
(乗り継ぎ)の間に破損してしまうという悲しい現実です
「まあ、仕方ないか…」
「乱暴に扱われたんだろうな」
そう諦めて、傷ついた相棒と共に家路についていませんか?
実は、その諦めが一番もったいないことかもしれません
正しい手順を知っていれば、多くの場合、あなたの大切なスーツケースは
自己負担なく、元の姿を取り戻すことができるのです
今回は、すべての旅する皆様に知っておいてほしい「手荷物破損の対処法」について
私たち修理のプロの視点から、丁寧にご説明します
ステップ①:旅は「出発前のチェック」から始まっている
すべての物語は、準備から始まります
荷造りが終わって一安心したら、ぜひ旅の最後の仕上げとして、ご自身の
スーツケースや鞄の「健康診断」をしてあげてください
キャスターはスムーズに回るか?
タイヤにひび割れや、ぐらつきはありませんか?
伸縮ハンドルはスムーズに動くか?
ボディ全体に、以前はなかった大きなへこみや亀裂はないか?
そして、ここが最重要ポイントです↓
スマートフォンのカメラで、スーツケース全体の写真を撮っておきましょう
特に、キャスター周り、四隅、ハンドルなど、破損しやすい箇所のアップ
写真があると完璧です
「そんなの面倒…」と思われるかもしれませんが、この数枚の写真が
後々あなたを救う「最強の証拠」になるのです
ステップ②:運命の分かれ道、ターンテーブルの前でやるべきこと
無事に帰国し、手荷物受取所のターンテーブルで自分のスーツケースが
出てくるのを待つ時間。旅の疲れもあって、早く家に帰りたい気持ちでいっぱいですよね
しかし、ここが運命の分かれ道です
ご自身のスーツケースを受け取ったら、その場を一歩も動かずに、鞄全体を隅々まで
もう一度確認してください
「出発前の、あの写真の状態と比べてどうだろう?」
「こんな亀裂、前はなかったはず…」
「キャスターの動きが明らかにおかしい…」
少しでも異常を感じたら、それは「行動してください」というサインです
ステップ③:破損を発見!今すぐ、正しく行動する勇気
もし破損を見つけたら、絶対にやってはいけないことがあります
それは、「とりあえず家に帰ること」です
後日になってから「あの時壊されたんです」と電話しても
「本当にその航空会社をご利用中に破損したのですか?」と
証明することが非常に難しく、ほとんどの場合、取り合ってもらえません
「そんな亀裂はなかった」
「こんな傷はなかった」
と口で訴えても、証拠がなければ泣き寝入りになってしまうのが現実です
破損を発見したら、すぐに以下の行動をとってください
手荷物受取エリアにある航空会社のカウンター(手荷物サービスカウンター)
へ向かいます
係の方に破損したスーツケースを見せ、事情を説明します
分からなければターンテーブル付近にいる係員の方に伝えるのも重要です
「手荷物破損報告書」(Damage Reportなどの名称)
を必ず発行してもらいます
この一枚の書類こそが、あなたのスーツケースの修理への道を切り拓く
最も大切な鍵となるのです
ステップ④:専門家を頼るという選択肢
無事に破損報告書を受け取ったら、ぜひ一度、私たち株式会社ヒデ工房にご相談ください
その報告書をもとに、航空会社の補償などを利用して修理を進めることで、多くの場合
お客様の自己負担金はなくなります
また、万が一、空港でどうしていいか分からずパニックになってしまったら…
すぐに帰宅せず、まずは私たちヒデ工房にご相談のお電話をいただいても構いません
私たちが今すべきことをアドバイスいたします
航空会社による手荷物破損は、残念ながら誰の身にも起こりうるトラブルです
しかし、正しい知識を持ち、冷静に行動することで、それは「不運な事故」から
「きちんと補償されるべき事案」
へと変えることができます
この記事が、あなたのたいせつな旅の相棒を守る一助となれば、これほど嬉しいことはありません
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